連携 memo１

　「遅い、修正はshift指定じゃない、それは再変換だけだ。BackSpaceかCtrlZの判断は頭でやるな」
　「絆は開け、ここの局では使えない。A席をよく見ろ、まだ改行に手間取っている、CはBに多く打たせろ」
　「４月から東日本大震災に名称が変わった、他にも新年度の辞書がきている。短縮を入れ替えろ」

　どんなに理解しているつもりでも、キャスターの話す速さが増してくると詰まってくる。
　現場から中継なんて始まるといよいよ詰む。研修組みは前のめりになって眉間にしわを寄せる。

　住宅３胸が全焼し、うち１回に非難していた小学４年生のスズキ・ハナコさんは無事でしたが
　そのほかの５人全員は志望しました。
　消防や警察によりますと避難場所として使われていた２個については以上はないということです。

　聞き覚えることで精いっぱい、A席とC席とかぶってはいないかに神経が持っていかれ
　誤字も泣き別れも後手にまわる。
　１行１５文字ルール、泣き別れ（単語が尻切れすること）厳禁に意識が回らない。

　住宅３棟が全焼、うち１階に避難していた小学４年生の
　スズキ・ハナコさんは無事でしたが、そのほかの
　５人全員は死亡しました。消防や警察によりますと
　避難場所として使われていた２戸については
　異常はないということです。

　タイプウェルのスピードは４０秒を切るようになったが、いかんせん打ちミスが多く修正に手間取る。
　１戸２戸は助数詞「戸は全焼」「戸が全焼」など逐一登録もいいが、
　助数詞そのものを「こ；」セミコロンを使って回避したほうがベターか。

　ただし「志望」しましたの回避が難しい、要注意。
　「階」についてはキャスターの話す言葉をそのまま打つのではなく「１がい」「２がい」と打つこと。

　短縮は人名と固有名詞がかぶる大惨事に。注意。